AKIKO UEMURA PHOTO EXHIBISION 2008

「Passing U」


「私の周りはたくさんのものがある。
集団で存在するものたち。
その中に身をおいているはずなのに。
私一人の存在だけが消えていた。」


沢山の同じものがひとつ所に存在している。
その大勢の中に、身を置いて馴染みたい。
しかし、そのものたちにとって私など
存在さえしていないかのようだ。


そのものたちは、意味があって存在しているのか。
存在に意味がないのか。例え、意味のない存在で
あったとしても、集団で存在しているということは
安心できるということのように思える。


その安心できる場所にいたいと切望しても、ずっと
離れたところにしか私という人間は存在できないのだ



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